結論:月3万円積立で20年後は1,233万円~2,278万円に
新NISAで月3万円を20年間積み立てた場合、以下のようになります。
| 想定利回り | 総投資額 | 20年後の総額 | 運用益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 5% | 720万円 | 1,233万円 | 513万円 | 71.3% |
| 8% | 720万円 | 1,767万円 | 1,047万円 | 145.4% |
| 10% | 720万円 | 2,278万円 | 1,558万円 | 216.4% |
あなたが20年間に投資する総額は720万円(3万円×12ヶ月×20年)です。それが最大で2,278万円になる可能性があるということ。運用益だけで513万~1,558万円の資産が増えることになります。
各シナリオを詳しく見てみます
シナリオ①:5%利回り(バランス型・推奨ケース)
国内外の株式と債券をバランスよく組み合わせた場合です。過去20年の実績から見ても、日経平均とNYダウの平均的なリターンはこの程度です。
投資内容
- 投資総額:720万円(月3万円×240ヶ月)
- 20年後の総額:1,233万円
- 運用益:513万円
- 利益率:71.3%(投資額の0.71倍が運用益)
- 資産倍率:1.71倍
福岡在住で安定志向ながら、資産形成を真剣に考えている多くの方にとって、このシナリオが最も現実的で推奨できる目標です。市場が平常時であれば、十分達成可能なリターンです。
シナリオ②:8%利回り(株式中心・バランス型より積極的)
国内外の成長企業や新興国株式も組み入れ、株式の比率を高めた運用です。過去30年の日米株式市場の実績から見ると、このリターンは十分現実的です。
投資内容
- 投資総額:720万円(月3万円×240ヶ月)
- 20年後の総額:1,767万円
- 運用益:1,047万円
- 利益率:145.4%(投資額の1.45倍が運用益)
- 資産倍率:2.45倍
年間8%のリターンを20年間安定して得られれば、資産が2.45倍になります。福岡で30代・40代から始めた場合、子どもの教育資金と老後資金の両方に対応できる水準です。
シナリオ③:10%利回り(積極運用・成長株・海外株メイン)
成長企業や新興国株式を中心とした積極的な運用です。テクノロジー企業や新興市場への投資を積極的に行う戦略を想定しています。
投資内容
- 投資総額:720万円(月3万円×240ヶ月)
- 20年後の総額:2,278万円
- 運用益:1,558万円
- 利益率:216.4%(投資額の2.16倍が運用益)
- 資産倍率:3.16倍
過去30年のS&P500や新興国株式市場の実績から見ても、年10%は達成可能な水準です。ただし、短期的には大きな変動が予想されるため、精神的な余裕と、途中で売却しない覚悟が必要です。
なぜ新NISAが福岡の皆さんにとって重要なのか
税制優遇が大きい
新NISAで得た運用益は完全に非課税です。通常の投資信託や株式投資では、利益に対して約20%の税金がかかります。
先のシナリオ②で1,047万円の利益が生まれた場合:
- 新NISA:1,047万円がそのまま資産に
- 課税口座:1,047万円 × 20% = 209万円が税金で消えて、838万円のみ
差額は約209万円。新NISAを活用しないだけで、200万円以上の損をしてしまうんです。
福岡での生活設計に活かせる
月3万円というのは、無理なく続けられる金額です。福岡は生活コストが比較的低いため、多くの方が実現可能な金額でしょう。
20年後に約1,000万円の資産があれば:
- 子どもの教育資金:私立大学への進学も対応可能
- 住宅購入の自己資金:福岡での新築一戸建てやマンション購入時の頭金に充当
- 老後資金の上乗せ:年金だけでは足りない部分をカバー
実際に始める前に知っておくべきこと
短期的な変動は避けられない
20年間の運用では、必ず市場が下がる時期があります。2020年のコロナショックのような急落も経験するでしょう。
ただし、重要なポイント:
- 月々の積立は「安い時も買う」メリット:市場が下がった時も毎月3万円を買い続けることで、長期的には有利
- 20年という時間があれば、短期の変動は「ノイズ」:過去のデータから見ても、20年の長期投資で損をしたケースはほぼない
自分の適切な利回りを知る必要がある
「7%を目指そう!」と単純に株式100%にするのは危険です。大切なのは:
- 自分がどこまで下落に耐えられるか
- 人生の目標と投資額のバランス
- 福岡での生活設計に合致しているか
月3万円が生活を圧迫するなら月1万円でもいいですし、余裕があれば月5万円でもいい。重要は「続ける」こと。
福岡の30代・40代へのメッセージ
福岡で暮らす私たちは、東京よりも生活コストが低い分、「同じ給料で貯蓄できる余裕」があります。
新NISAで月3万円を積立、20年後に約1,000万円という資産は:
- 決して難しくない目標
- 確実に人生の選択肢を広げる
- 子どもへの最高の教育資産(お金がどう増えるかを身近に見せられる)
今から始めれば、45歳には手元に約1,000万円。その時点からさらに積立を続ければ、老後資金の大部分が完成します。
月3万円から、始めてみませんか?
このシミュレーションの計算方法
複利計算式:終値 = 月額 × [((1 + 利回り/12)^(積立月数) – 1) / (利回り/12)]
- 月額:3万円
- 積立月数:240ヶ月(20年)
- 利回り:年5%、8%、10%で計算
このデータに基づいて、ご自身の人生設計をお立てください。分からないことや、より詳しい相談があれば、FP白井までお気軽にお問い合わせください。
執筆者プロフィール
独立系ファイナンシャルプランナー / 不動産エージェント
福岡在住20年以上。中立的な立場から、不動産・保険・資産運用の相談を受け付けています。



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