福岡に20年以上住み、不動産エージェントとして数多くの戸建て購入をサポートしてきたファイナンシャルプランナーが、福岡でのマイホーム(戸建て)購入を徹底解説。
土地価格、建築費用、エリア別の特徴まで、中立的な立場からアドバイスします。
この記事でわかること
✅ 福岡の土地価格の最新相場(2026年)
✅ 注文住宅・建売住宅の建築費用
✅ エリア別の土地価格と特徴
✅ マイホーム購入の資金計画
✅ 戸建てvsマンション、どちらを選ぶべきか
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1. 福岡の土地価格の現状(2026年)
福岡市の土地価格は急上昇中
福岡市の土地価格は明確な上昇トレンドにあります。
福岡市の住宅地は前年比で平均9.0%増であり、都道府県庁所在地において2年連続で全国トップの上昇率を記録しました。
福岡市の住宅地における平均公示地価は、2015年の12万500円から、2025年は23万9,800円と、10年でほぼ倍増(伸長率199.00%)しています。
不動産エージェントとしての実感:
2026年現在も価格上昇は継続中。特に福岡市内の人気エリアは需要が供給を上回っており、今後5〜10年は上昇が続くと予測しています。
エリア別の土地価格(坪単価)
福岡市内の土地価格(坪単価)は以下の通りです:
| エリア | 坪単価 | 変動率 |
|---|---|---|
| 福岡市中央区 | 511万円 | +10.3% |
| 福岡市博多区 | 417万円 | +11.6% |
| 福岡市早良区 | 106万円 | +10.2% |
| 福岡市南区 | 99万円 | +8.7% |
| 福岡市城南区 | 70万円 | +8.1% |
| 福岡市東区 | – | – |
| 福岡市西区 | – | – |
福岡市外(郊外):
- 春日市:62万円
- 大野城市:60万円
- 筑紫野市:36万円
今は買い時?
結論:土地価格は上昇中だが、まだ買い時です。
理由:
- 土地価格は上昇トレンドだが、東京・大阪より割安
- 金利はまだ低水準(今後上昇の可能性)
- 人口増加が続いており、需要は堅調
- 待てば待つほど、土地価格が上がる可能性が高い
ただし、無理な予算での購入は禁物。ライフプランに合った判断を。
2. 注文住宅・建売住宅の建築費用
注文住宅の費用
福岡で注文住宅を建てる際の平均建築費は3,625万円です。
土地付き注文住宅の場合、平均価格は4,542万円。
福岡市中心部では5,000万円を超えるケースも珍しくありません。
内訳の目安:
- 土地代:1,500万〜3,000万円(エリアによる)
- 建物本体工事費:2,500万〜3,500万円
- 付帯工事費・諸費用:500万〜800万円
建売住宅の費用
建売住宅は、土地と建物がセットで販売されており、注文住宅より割安です。
福岡市内の建売住宅相場:
- 中央区・博多区:6,000万〜8,000万円
- 早良区・南区:4,500万〜6,500万円
- 城南区・東区・西区:4,000万〜6,000万円
郊外(春日・大野城など):
- 3,500万〜5,500万円
3. エリア別の土地価格と特徴
福岡市中央区(天神周辺)
土地坪単価:511万円
50坪の土地:約2億5,550万円
変動率:+10.3%
特徴
- 九州最大の商業施設「天神」がある
- 天神ビッグバンの再開発で一層魅力増
- 自然も残されており、住みやすい
おすすめの人
- 超高所得者層
- 利便性を最優先したい人
注意点
⚠️ 土地価格が非常に高い(一般世帯には現実的ではない)
⚠️ 50坪の土地で2億円超え
FPの視点:
中央区で戸建ては、一般的な会社員・公務員には現実的ではありません。マンション購入を検討すべきエリアです。
福岡市博多区
土地坪単価:417万円
50坪の土地:約2億850万円
変動率:+11.6%
特徴
- 博多駅、福岡空港がある
- 商業施設が充実(JR博多シティ、ららぽーと福岡)
- 全国から人が集まる賑わいエリア
おすすめの人
- 高所得者層
- 利便性重視
注意点
⚠️ 土地価格が非常に高い
⚠️ 繁華街近くは騒音に注意
FPの視点:
博多区も中央区同様、一般世帯には戸建ては現実的ではありません。
福岡市早良区
土地坪単価:106万円
50坪の土地:約5,300万円
変動率:+10.2%
特徴
- 面積が最も大きく、南北に長い
- 室見川や脊振山など自然豊か
- 閑静な住宅街と商店街が共存
おすすめの人
- 都市圏に近いが、ゆったり過ごしたい人
- ファミリー世帯
- 自然環境を重視する人
注意点
⚠️ 南部は山間部で車が必須
FPの視点:
早良区は、福岡市内で戸建てを検討する場合の最有力候補です。土地価格も比較的手が届きやすく、住環境も良好。
福岡市南区
土地坪単価:99万円
50坪の土地:約4,950万円
変動率:+8.7%
特徴
- 全域に住宅街が広がる
- 大橋駅から天神まで急行5分、普通7分
- ショッピング施設が充実
おすすめの人
- 天神へのアクセス重視のファミリー
- 住環境と利便性のバランス重視
注意点
特になし。バランスの良いエリア
FPの視点:
南区はコスパと利便性のバランスが良いエリア。早良区と並んで、戸建て購入の有力候補です。
福岡市城南区
土地坪単価:70万円
50坪の土地:約3,500万円
変動率:+8.1%
特徴
- 福岡大学、中村学園大学がある学生街
- 地下鉄・高速道路が整備され、アクセス良好
- 住宅街とスーパーマーケットが多い
おすすめの人
- 学生のいるファミリー
- 静かな住環境を求める人
- 予算を抑えたい人
注意点
⚠️ 学生が多く、エリアによっては騒がしい
FPの視点:
城南区は福岡市内で最も土地価格が安いエリアの一つ。予算重視なら最有力候補。
郊外エリア(春日・大野城・筑紫野)
土地坪単価:
- 春日市:62万円(50坪で約3,100万円)
- 大野城市:60万円(50坪で約3,000万円)
- 筑紫野市:36万円(50坪で約1,800万円)
特徴
- 土地価格が安い
- 広い土地が確保しやすい
- JR・西鉄で天神・博多へアクセス可能
おすすめの人
- 予算を抑えたいファミリー
- 広い家に住みたい人
- 車を持っている人
注意点
⚠️ 天神・博多への通勤時間が長め(30〜40分)
⚠️ 福岡市の子育て支援が受けられない(市外のため)
FPの視点:
郊外は土地価格が大幅に安いのが魅力。ただし、福岡市の充実した子育て支援が受けられない点は要注意。
4. 総額シミュレーション(50坪の土地+注文住宅)
実際にマイホームを建てる場合の総額をシミュレーションしてみましょう。
パターン1:福岡市早良区
- 土地代(50坪):5,300万円
- 建物本体:2,800万円
- 付帯工事・諸費用:700万円
- 合計:8,800万円
→ 高所得者向け(年収1,200万円以上推奨)
パターン2:福岡市南区
- 土地代(50坪):4,950万円
- 建物本体:2,800万円
- 付帯工事・諸費用:700万円
- 合計:8,450万円
→ 高所得者向け(年収1,100万円以上推奨)
パターン3:福岡市城南区
- 土地代(50坪):3,500万円
- 建物本体:2,800万円
- 付帯工事・諸費用:700万円
- 合計:7,000万円
→ 共働き世帯で検討可能(世帯年収900万円以上推奨)
パターン4:春日市(郊外)
- 土地代(50坪):3,100万円
- 建物本体:2,800万円
- 付帯工事・諸費用:700万円
- 合計:6,600万円
→ 共働き世帯で現実的(世帯年収800万円以上推奨)
パターン5:筑紫野市(郊外・広めの土地)
- 土地代(60坪):2,160万円
- 建物本体:3,000万円
- 付帯工事・諸費用:700万円
- 合計:5,860万円
→ 一般的な世帯で検討可能(世帯年収700万円以上推奨)
5. マイホーム購入の資金計画
返済比率は年収の25%以内が安全ライン
年収別の借入可能額目安:
| 世帯年収 | 年間返済額 | 月々返済額 | 借入可能額(35年) |
|---|---|---|---|
| 600万円 | 150万円 | 12.5万円 | 約4,300万円 |
| 700万円 | 175万円 | 14.6万円 | 約5,000万円 |
| 800万円 | 200万円 | 16.7万円 | 約5,700万円 |
| 900万円 | 225万円 | 18.8万円 | 約6,400万円 |
| 1,000万円 | 250万円 | 20.8万円 | 約7,200万円 |
※金利1.5%、35年返済の場合
諸費用も忘れずに
物件価格の他に、以下の費用がかかります:
- 仲介手数料(土地):土地価格の3%+6万円
- 登記費用:30〜50万円
- 住宅ローン諸費用:50〜100万円
- 火災保険・地震保険:20〜40万円
- 外構工事:100〜300万円
- 引っ越し費用:20〜40万円
- 家具・家電:100〜150万円
合計で物件価格の8〜15%を見込んでおきましょう。
6. 戸建て vs マンション、どちらを選ぶべきか
戸建てのメリット
✅ 自分の好きな家が作れる
✅ 物音を気にしなくていい
✅ 庭がある
✅ 駐車場代がかからない
✅ 管理費・修繕積立金がない
✅ 土地は資産として残る
戸建てのデメリット
❌ 福岡市内は土地価格が高い(総額7,000万円以上)
❌ 共働き必須(年収800万円以上推奨)
❌ 修繕費を自分で積み立てる必要あり
❌ セキュリティが弱い
❌ 駅から遠い物件が多い
マンションのメリット
✅ 福岡市中心部でも購入できる
✅ 駅近物件が多い
✅ セキュリティが高い
✅ 管理が楽
✅ 資産価値が落ちにくい(立地次第)
マンションのデメリット
❌ 管理費・修繕積立金がかかる(月3〜4万円)
❌ 物音に気を使う
❌ 間取りの自由度が低い
❌ 駐車場代がかかる
FPとしてのアドバイス
福岡市内で戸建てを建てるなら、以下の条件が必要:
- 世帯年収800万円以上(できれば900万円以上)
- 共働き
- 頭金1,000万円以上
- 早良区・南区・城南区など、中心部以外を検討
これらの条件を満たせない場合は、マンション購入を検討すべきです。
または、郊外(春日・大野城・筑紫野)**で戸建てを検討するのも選択肢です。
7. まとめ:福岡でマイホーム(戸建て)を建てるなら
福岡市内の土地価格は急上昇中
- 10年でほぼ倍増(+199%)
- 住宅地の上昇率で全国トップ
- 今後も上昇が続く見込み
エリア選びのポイント
一般世帯が戸建てを検討できるエリア:
- 早良区(坪単価106万円)
- 南区(坪単価99万円)
- 城南区(坪単価70万円)
- 春日市・大野城市・筑紫野市(坪単価36〜62万円)
中央区・博多区は土地価格が高すぎて現実的ではない
資金計画のポイント
総額目安:
- 福岡市内(早良区・南区):7,000万〜9,000万円
- 福岡市内(城南区):6,500万〜7,500万円
- 郊外(春日・大野城):5,500万〜7,000万円
- 郊外(筑紫野):5,000万〜6,500万円
世帯年収800万円以上、共働き、頭金1,000万円以上が目安
一人で悩まないでください
福岡で20年以上暮らし、不動産エージェントとして数多くのマイホーム購入をサポートしてきた独立系FPが、あなたの予算・ライフプランに合った物件選びをサポートします。
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✅ 戸建てとマンション、どちらを選ぶべきか
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独立系ファイナンシャルプランナー / 不動産エージェント
福岡在住20年以上。中立的な立場から、不動産・保険・資産運用の相談を受け付けています。



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